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説明

第1回 ~地域の絆をつくる~ e防災マップコンテスト記念シンポジウム

主旨

 インターネットの地図作成システム「e防災マップ」を使い、町内会や学校、行政、地元企業など地域のさまざまな方々との絆をつくることで、地域の防災上の課題を検討・解決する「e防災マップづくり」。本シンポジウムでは、「e防災マップづくり」の有効性や展望についてディスカッションし、5月から開催されている「e防災マップコンテスト」の表彰式を行いました。

開催報告

表彰式

 e防災マップコンテストは、2010 年6 月1 日~8 月31 日の応募期間中、全国各地から82 団体の参加がありました。たくさんのご応募ありがとうございました。9 月12 日に本コンテストの審査委員長の今村文彦さんをはじめ6 名の審査委員が厳正な審査を行い、最優秀賞1 作品、優秀賞/審査委員特別賞1 作品、優秀賞4 作品の合計6 作品が選ばれました。

受賞作品はこちら

 

e防災マップ記念シンポジウムの様子

 はじめに、展示会場特設ステージで表彰式を開催し、続いて記念シンポジウムを開催いたしました。シンポジウムコンテスト受賞作品の紹介とともに、e防災マップづくりの有効性や展望について受賞者、審査員が共に議論に参加し、会場からもさまざまな質問が寄せられ、有意義なシンポジウムとなりました。

 

審査委員長
今村文彦さん

 

審査委員
中川和之さん

 まずは最優秀賞を受賞した 五日市場町内会(愛知県一宮市丹陽町)の湯浅宣夫さんが、今回のe防災マップづくりに取り組んだ目的や経緯、今後の活用などついて説明。今村文彦審査委員長は「具体的な中身が要領よく盛り込まれていた。行政の協力も得られており総合的に高い評価であった」、中川和之審査委員さんは「もともとこのマップの仕組みになかった要素、例えば文字情報を入れ込むといった工夫がなされている。こういう使い方もできるのかといういい見本になったと思う。これによって地域の活動がさらに発展するよう期待している」と評価されました。


千現一丁目でまちあるきに
参加した子どもたち

 続いて優秀賞に加え審査委員特別賞を受賞した 「We Sengen」 (茨城県つくば市千現一丁目)の今井健之さんは、マップづくりを通して一番楽しかったこととして「子どもたちと仲良くなれたこと」と感想を述べました。今村委員長は「協力事業所の表示アイコンをオリジナルにつくるなど、全体として非常にレベルが高い作品である」、中川委員は「学校や子どもたちがかかわってくれたことがよかった。また地域の事業所との協力関係が築けたことも大きな成果だと思う」とコメントされました。

 また、一緒にまちあるきをしてマップづくりに参加した子どもたちや保護者もシンポジウムに参加。保護者のお母さんからは、「核家族の家庭が多い地域で、世代の距離感があるが、子どもたちも私たちも夏休みのこの活動を通して多くの世代の方と知り合うことができてよかった」との感想が述べられました。

 次に優秀賞として、 みしまライトアップ実行委員会(新潟県長岡市三島地域)の遠藤清己さんから、地域の活性化策としてこれまで取り組んできたライトアップイベントの意義と、地域文化と防災を一体化させたマップづくりについて説明がありました。今村委員長は「リスクを確認するための防災マップが、祭りの安全確保に利用され、われわれの想定外の活用をしていただいた」、中川委員は「このマップで警備計画もつくることができる。地域の危険箇所を把握した上で、それをうまく利用してこのイベントをどう楽しむか。イベント参加者にもぜひこのマップを宣伝してほしい」とコメントされました。

熱心に聞き入る会場の皆さん

  NPOレスキュー・サポート九州(大分県中津市下池永)の木ノ下勝矢さんからは、NPOの成り立ちや今回の取り組みの目的、県境を越えた連携の難しさなどが語られました。今村委員長からは「広域連携を視野に入れた新しい視点でのマップで、さまざまな災害のハザードを活用している点もよい」、中川委員からは「ボランティアの活動のために作っているが、地域の人たちも活用できるマップであり、今後の活動にも期待したい」と評価いただきました。

 大垣市防災ひとづくり塾(岐阜県大垣市)の種田昌克さんは塾の生い立ちや、今回の取り組みが地域の歴史の勉強と人々との絆を深める機会となったことなどを説明。今村委員長からは「塾の活動が次第に活発になっていく過程も書かれていて、e防災マップのテーマでもある地域の絆づくりの典型例である。過去の写真を掲載するなど時間的な情報も盛り込まれている」、中川委員からは「空間情報だけでなく、地域の歴史といった時間軸の情報も一枚に盛り込まれている」とのコメントがありました。

 最後に、 つくば市社会福祉協議会(茨城県つくば市)の苅谷由紀子さんが、「社協の役割と地域内のさまざまな地域資源に関する情報を取りまとめたいという目的でマップづくりに参加した」と話しました。今村委員長は「地域の連携基礎データを共有化したことが評価できる良い事例」、中川委員は「地域の福祉資源と防災資源をうまく可視化されている。全国の社協にもぜひ宣伝してほしい」と評価されました。

開催概要

日時 2010年9月20日(月・祝) 10:00-12:00
会場 パシフィコ横浜 G空間EXPO内
主催 独立行政法人 防災科学技術研究所
参加費 無料
対象 インターネットで防災マップを作ってみたいと考えている方、まちづくりやコミュニティの自治を担う方々、公民館の社会教育や生涯学習の企画担当、市民協働のコーディネーター、NPOや市民活動の中間支援に関わる方々など
定員 100名(当日先着順)

プログラム

e防災マップコンテスト表彰式

10:00-10:15  場所:展示会場メッセージゾーンのステージ

e防災マップコンテストシンポジウム

10:30-12:00 場所:アネックスホールF202

<パネリスト>

  • 今村文彦 東北大学大学院工学研究科教授/日本自然災害学会会長
    (コンテスト審査委員長)
  • 中川和之 時事通信防災リスクマネジメントWeb編集長(コンテスト審査委員)
  • 長坂俊成 (独)防災科学技術研究所 リスク研究グループ長(コンテスト審査委員)
  • e防災マップコンテスト受賞者

ご案内

e防災マップコンテストの審査結果の詳細

防災科研のG空間EXPOの特設サイト